1971-11-17 第67回国会 衆議院 建設委員会 第2号
これは皆さんのほうで提出しておる設備設計書によりましても、「氷見層群と称する地層の上位を構成して」云々ということばが出ておりますように、この氷見におきましては昭和三十九年七月、胡桃地区におきまして大地すべりが起こって、三十億円の被害を出して、建設省が復旧に当たった。こういうことに関連することも業者のほうからもうすでに指摘されておるわけですね。
これは皆さんのほうで提出しておる設備設計書によりましても、「氷見層群と称する地層の上位を構成して」云々ということばが出ておりますように、この氷見におきましては昭和三十九年七月、胡桃地区におきまして大地すべりが起こって、三十億円の被害を出して、建設省が復旧に当たった。こういうことに関連することも業者のほうからもうすでに指摘されておるわけですね。
次に富山県氷見市の胡桃地区の地すべり対策事業について申し上げます。 この地区は、昨年七月十六日に大地すべりが発生し、被災面積百五十ヘクタール、家屋全壊六十二戸、半壊二十五戸、田畑三十九ヘクタール、宅地三ヘクタール、山林百三ヘクタール、県道千五百メートル、市道三千メートルが埋没または破損し、全部落が壊滅するという大被害を受けたところであります。
特に富山県氷見市の胡桃地区の地すべりは、一部落八十七世帯、四百九人が罹災者で、その惨状は目をおおうものがありましたが、不幸中の幸いと申しますか、地すべりの起こったときが昼間であり、また設置してあった予防自動警鐘器のために住民は避難した直後のことであったので、人命には被害がなかったということであります。 次に、各県側の調査によります三県の被害額について申し上げます。
それから集団移住についても、私もあの氷見市の胡桃地区というのを見てまいったのでありますが、あそこのごときは、確かにもうあそこで生計を維持することはむずかしいのじゃなかろうかというふうに感じております。そこで、それの集団移住についてのいろいろな国としての援助措置、こういうものについては十分考えたいと思いますが、まだ具体的にこうしてくれという要求は出ておりません。
先ほど申し上げましたのは、私が見ました氷見市の胡桃地区のことを申し上げたわけですが、たとえば山陰のように、あちらのところで一軒、こちらのところで一軒というような場合に一体どうするのかという問題が一つ残ります。それはおそらく現在の法律でもできるのじゃないかと思います。